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オリジナル曲ってどうなの?

基本、アマチュア志向のバンドについて語っています。
で、オリジナル曲って、本当にダメなの?っていうテーマです。

 

親しい人から、こういう意見を聞いたことがあるのです。
「オリジナルなんて聴く気がしない、やっぱりみんなが知っている様な有名な曲じゃないと」
ってね。

そしてこんなブログ記事もありました。
「知らんヤツの知らんバンドのコピーのライブならまだしも、よくわからんオッサンがヤバいオリジナル曲をやるのをただただ見せられるという精神衛生上非常に悪い状況。」
っていうの。
これ言ってるの店主(筆者)じゃないですからね、外部の誰か知らない人です。

アマチュアのオリジナル曲には、価値がない。
そういう意見です。

 

確かにそれを全く否定するものでもないですが、でも店主の場合は、ライブを観るならむしろオリジナル曲の方に価値を感じるんですよね〜。

前述した人たちと店主の様な人間との違いは、有名ミュージシャンのライブなら聴きたいのか、それとも音楽自体を楽しもうとしているのか、ってことなのではないでしょうか?
つまり、ブランドものが好きでブランドバック以外には興味がないのか、それともカバンそのものが好きで「本当にいいもの」ならブランドに関係なく欲しいと思うのか、です。

前者は、ブランドバッグじゃないならせめてコピー商品を、みたいな感じで、冒頭の人の様な意見になるのではないでしょうか。

もちろん異論反論もあるでしょうけど、そういう部分があったりするのかなぁと。

 

オリジナルの方がいいなぁ

オリジナルの何がいいのか、っていうことをまず述べます。

まず店主は、基本的にライブをやっている人を、アーティスト、っていう位置付けで見ています。
表現者、ですね。
表現者って言葉だけだと色々だけど、ここでは便宜上アーティストとイコールだとさせて下さい。

音楽やってるアーティストなら、その魂を見せてくれよ!!
っていう感じです。

 

そういう観点からすると、人の曲をただ単にコピーして演奏していても意味がないというか、まずアーティストではないよなぁ…と。
あくまでも、店主の観点ですけど。

まぁ、素人の発表の場という意味では、もちろんコピバンのライブを全く否定するものではないですけど(そもそもJAM SESSIONでライブをやってくれるのはアマチュアのコピバンです)、自分でお金を払ってまでどうしても観に行きたいとすれば、表現者、アーティストのライブですねぇ。

もちろんコピバンでも、ボーカルがすごく上手いバンドとか、完コピのトリビュートバンドとか、独自のアレンジが世界観を持っているバンドとかだと、実際に観ていて楽しめるし、それは表現者の領域だと思いますけどね。

そしてコピーでもショーとして成り立つ素晴らしいバンドがいくつもあるのは確かで、そういうのには価値を感じてはいます。

 

価値のあるものに出会いたい

ただそれよりも、むしろ店主の場合は、知らないすごくいい曲を聴くと、「え、これ作ったの?すげー!!」ってなるんですよ。
知らない素晴らしい作品に出会うのが嬉しいんです、純粋に。

知らないオッサンがやってても、いいものはいい。
ブランドバッグじゃなくても、いいバッグなら価値を感じるのです。

だから、いい曲に出会えた時は得した気分だし、その人の他の作品も知りたくなるんです。

 

でも、よくあるのが、結局誰かプロの作ったの有名な曲をコピーしていただけだった、ってパターン(笑)。
店主がその曲知らないだけだった、みたいな…。

まぁ、余談ですけどね。

 

オリジナルのクオリティ

その反面、オリジナル曲は嫌だっていう意見も、わかるっちゃあわかります。
素人が作ったものなので、全体的に駄作である確率は高いですね、確かに。

 

うちの店の話じゃないですけど、「初めてオリジナル曲作りました」とか言って演奏しているの観て、ほんとヒドイわって思ったこともあります(苦笑)。

まぁこの時は、歌唱力と演奏力もヒドイというおまけ付きでしたが…。

 

かつてある記事を読んだんですが、ジュディマリのギタリストさんが、エマージェンザっていうアマチュア向けのバンドコンテストに出てて、当時勝ち進んでいたそうですね。
アマチュアじゃないのにそれってズルくね?って思ったんですけど、その時にメジャーレーベルとアーティスト契約していなければ、出られるそうな。

でも、メジャーレーベルとの契約がなくても、演奏や制作の現場でガチのプロとして活躍している人ですよ。
やっぱズルいわな…(笑)。

 

でね、その人が言うには、他の出場者には価値を感じない、と。
所詮はアマチュア、作品にプロのダメ出しなんかも入らないので完成度が低い、とのことでした。

 

う〜ん、わかります!

プロにならないとわからない領域って、ありますよね。
確かに、現場で揉まれたり、先輩とかプロデューサーにダメ出しされたり、クライアントに突き返されたり、それを乗り越えないとなかなか価値ある完成品なんて作れないです!

 

アマチュアがやってるのは、所詮は「ごっこ」なんですよ。

もちろんその中にキラリと光るものがあったり、本当に素晴らしいものがあったりもするんでしょうけど、やっぱり世間全体に浸透させるには、力が足りないことが多いんだろうなぁ。
だから、アマチュア止まりなのでしょうね。

 

で、結局店主が好きなのは、完成度の高いオリジナル、ってことなんですかね(笑)。

他の人は、どうなんでしょうか?
みなさん、オリジナル曲、いいと思うのか、思わないのか。
もちろん完成度の問題なのかも知れないけど。

完成度に関係なく、オリジナルは嫌だって言う人は、ブランドバッグが欲しいだけの人と認定します。
音楽自体が好きなのではなく、ブランドが好きなだけなのです。
ものの価値を、自分では判断できない人、ですね。

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